山田えみるがなんか呟くブログ

オリジナル物書きが思いついたことをつぶやいていきます。

Kindleデビューですよ、えみるさん!

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こんばんえみえみ。四六時中眠い。

 

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8月中旬から、えみるさんの人生で一番小説を書いている期間ですもんね……!

ほら、頑張って! あとたったの5万文字程度ですよ!

 

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それはさておき、ついにKindleデビューですよ、えみるさん!

巫夏希さんの企画された死アンソロジー『相死相哀』 に、

ポストアポカリプス短編『カタスとロフの物語』で参加しています。

#まいにちえみるんとはちょっとだけちがう、

一万文字程度の彼らの『死』に関する物語をお楽しみください!

 

 

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 人類がいなくなった星。
 人類に仕えるはずだった機械がふたり。
「どうしたの、カタス。空なんて見上げて」
「ねえ、ロフ。ボクたちって死んだらどこに行くのかな」


『カタスとロフの物語』

 

「ねえ、人類はいつ帰ってくるんだっけ」
「なんでも五億七千六百万年かかるんだってさ」
「気の遠い話だねえ」
ウラシマ効果というやつで、向こうでは四百年が一日分らしいよ」
 放浪の果てに、わたしたちは崩壊を免れた図書館に辿り着いた。読める本はそう多くはなかったが、しばらくここに滞在することにした。人類に仕えるために造られたわたしたちだったが、その主にはお目にかかったことがない。だから、こうして少しでも人類に対する研究を続けなければならないのだ。

 

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あ、Kindle:U(キンドル・アンリミテッドのえみるさん独特の表記の仕方)で読み放題対象になっているね。これは他の短編も合わせて読まなきゃですな(*´ω`*)

 

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最近のえみるさんのコーナー。

 

 

 

 

 

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お見せできるのがいつになるかはわかりませんが、『クロックワイズ・メカニクスへようこそ!』の短編を書いています。いやあ、前から書きたかった外伝部分で、難産ではありましたが、とてもエモい出来になりました(*´ω`*)

お楽しみに。

大阪文フリありがとうございました(*´ω`*)

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こんばんえみえみ。

はじめての大阪文フリ、いかがでしたか。

 

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山田えみるの編集広報担当の山田です。

というわけで、大阪文フリ行ってまいりました(*´ω`*)

 

aimiele.hatenablog.com

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想像以上に広い会場で、オリジナルだけの頒布会とは思えないほど賑わっていました。

見本誌システム(見本誌が別のところにまとめられていて、ブース番号が書いてある)も便利で、そこで気に入って買いに行った本もいくつかあります。

また、片隅に。の絵師さんである東春行さんをはじめ、はじめてお会いする方にもご挨拶できたのも収穫でした!

ぽっぷこぉーんのみなさんに置かれましては、打ち上げまで参加させていただいてありがとうございます。大阪感を満喫できたと思います。

ただ、多くの人とお話をしたことと、そこで飲んだ柚子ハイボールのダメージがいま来ているので、ふらふらです(*´﹃`*)

とても楽しい体験をさせてもらいました。また文フリに参加できる機会があることを祈りつつ、寝ます。寝ました。すやすやまだ!

 

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あ! ぽっぷこぉーんで頒布した作品は、またコミケ等でも置くらしいので、気になった方はゲットしてください。ファミリアも数冊頒布できたと聞いています。ありがとうございます(*´ω`*)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪文フリ E-13『ぽっぷこぉーん』へおいでよ!(*´ω`*)

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こんばんえみえみ。山田えみるのえみるの方、えみるです。

あーあ、どこかに『小説・評論・俳句・ノンフィクションなど様々なカテゴリの「自らが<文学>と信じるもの」を自由に販売するフリーマーケット形式のイベント』があればいいのになあ。

 

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ありまぁす!

どうも。山田えみるの山田の方、山田です。

ついに憧れの『文学フリマ』デビューですよ!!!(*´ω`*)

 

 

 

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もとはといえば、去年の冬コミでのぽっぷこぉーんの打ち上げで話題に上がり、勢いでそのまま進んでいった企画です。やっぱり小説サークルたるもの、文学フリマ行きたいですよね!って。

 

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ひとつのイラストから、三人の物書きがそれぞれの物語を書き下ろすかたちになっています。自分以外のはまだ読んでいないのですが、この三人それぞれ別ベクトルな感じで個性的なので、違いを楽しんでいただけたらなと思っています(*´ω`*)

わたしは『幽霊少女と死にぞこないの夏』を書きました。よろしく!

 

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当日は、ぽっぷこぉーんさんの既刊も(おそらく)置いてあると思います!

えみるさんでいえば、完売が見えてきたむかしの同人誌『ファミリア』も持っていきますので、興味のある方はこの機会にぜひぜひ。

えみるさんの可愛らしいアイコンの元ネタです。

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いままでpixivやTwitterでしか交流できなかった方も、大阪文フリに参加しているようで、いまからわくわくしています。

 

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えみるさん行くんですか。珍しい。

 

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ふふふのふ……。

 

  ※

 

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ところで、大阪文フリには3つのサークルでえみるさんの小説が読めますって昔言ってなかったっけ。

 

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いろいろあるんです。

大阪文フリでの出番はぽっぷこぉーんだけとなりましたが、他のふたつも近々読める状態になります。そのときが来たら宣伝をしていきますので、よろしくお願いします。

『カタスとロフの物語』

『静寂(サイレント)魔女リティの物語』

以上の2タイトルの一万文字書き下ろしとなっております。

 

 ※

 

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最近のえみるさんのコーナー

 

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8月後半だけで50,000文字近く書いて、自分でも驚いてるえみ。

C94ありがとうございました!(*´ω`*) そして大阪文フリへ。

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こんばんえみえみ。山田えみるのえみるの方、えみるです。

夏コミ、終わりましたね! 来ていただいた方、ありがとうございます(*´ω`*)

 

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山田の方、山田です。

編集広報・オフ会担当にも関わらず、夏コミ行けなくてすみませんでした……。

みなさんにお逢いしたかったのですが、残念です。

さて、ぽっぷこぉーん及びクロックワイズ・メカニクスの他のメンバーからの報告もありますので、ざっとまとめてみようと思います。

 

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aimiele.hatenablog.com

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今回は壁サーであったことと、広報にちからを入れたこともあって、想像以上の頒布物の動きでした。ほんとうにありがとうございます。

特に、今回はスチームパンクに興味をもってくださる外人さんが多かったと聞いています。これは想定をしていなかった嬉しい需要ですので、今後、意識していきたいと思っています。

 

 

 

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『クロックワイズ・メカニクス』の小説総集編についてですが、

今回の頒布結果から残り在庫が非常に少なくなっています。

おそらくこの通販サイトからも引き上げる予定なので、

まだ入手されていない方はお早めにお願いします(*´ω`*)

alice-books.com

 

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今回、クロックワイズのコミカライズが1巻・2巻が絶版(売り切れ)の状況で、3巻・4巻を頒布していたので、『1巻ないんですか……』と手に取ったけど返される方がいらっしゃったと報告がありました。

そのため、1巻・2巻の内容を、pixivにて公開しております!

まだご覧になっていない方は、要チェック!

 

 

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感想もありがとうございます(*´ω`*)

やっぱり感想いただけると嬉しいです、えみるんぱわーが溢れ出ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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まだえみるさんの手元に届いていないので、トップバッターであることも知らないですし、クロックワイズの仕掛けが何であるかもわかっていません。合同誌の他の作品を読めることも併せて楽しみ(*´ω`*)

 

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9月の大阪文フリでぽっぷこぉーんが出す合同誌にも、えみるさんの短編小説が掲載されます! ついに文フリですよ!(*´ω`*)

 

 

 

文フリについても冒頭のような一枚チラシを作成しようと思っておりますので、また9月上旬くらいにこのブログやTwitterでお知らせしますね(*´ω`*)

twitter.com

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クロックワイズの新作を書いています。

今月中に70,000文字……、夏休みの宿題と思って頑張ってやっていきたいと思っています(*´ω`*)

なお、わたしは書いた文字数の単位を『万文字』にして達成感を得るライフハックを実践しているので、進捗で書いている文字数はそういうことです。

twitter.com

夏コミ2日目(山田の日)は、西あ69a『クロックワイズ・メカニクス』へおいでよ!

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こんばんえみえみ。

早いもので、いよいよ明日から夏コミ本番ですよ。

かなりの猛暑が予想されるので、じゅうぶん熱中症に気をつけたうえでお越しくださいませませ。

 

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こんばんは、山田えみるの広報担当、山田です。

今回も一枚チラシを作りました(いつもいつでも余白がない)

なんと今回は壁サーらしいので、地図まで作っちゃいました!(*´ω`*)

それでは、えみるさんの夏コミ関連作品をみていきましょう。

 

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『クロックワイズ・メカニクスへようこそ!』

コミカライズ第4弾:『翼獣人の記者』

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ななぽにさんによるクロックワイズ・コミカライズももう四作品目になります。

原作小説をベースにしたお話ではなく、プロットをななぽにさんに解釈してもらって、展開されるお話になっています。

ここで初登場する翼獣人『トリィ=ミネルストリィ』は、これから始まるクロックワイズ第二章の物語で非常に重要な役割を担うキャラクターになります。冬コミでお披露目できればいいな(*´ω`*)

 

 いつものように昼過ぎくらいまで寝坊をしていたウル。
 よだれを垂らしながら二度寝三度寝を繰り返していたウルだったが、お腹がぐぅ~と鳴ったのでしぶしぶ身体を起こす。
「クスト~、朝ごはん~」
 と寝間着のまま、ぼさぼさ髪をかいて、欠伸をしながら階下に降りる。工房に降りると、いきなりぱしゃりと閃光がまたたいて、ウルは目をつむる。そこには、翼獣人のメガネの女性がカメラを構えていたのだった。

 

 

 

『この旅路の片隅に。』

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さて、こちらはお隣の『ぽっぷこぉーん』の季刊誌です。

イラストは、東春行さんに引き続き担当していただいています。

『この河原の片隅に。』から始まったシリーズ第三弾は、『旅路』をテーマにした物語。設定上、橋のふもとから動けないはずのかみさま『ひとみ』がいるのに、旅路なんて……と思われるかもしれませんが、ぽっぷこぉーん側の合同誌のテーマなのだから仕方がない! 面白いお話に仕上がったと思いますので、是非お手にとってください(*´ω`*)

 などと、さまざまな妄想が頭の中を駆け巡るけれども、わらわはこの白羽橋のかみさまであるゆえ、ここから動くことはできない。驟が帰ってくるのを、ただ待っていることしかできない。

 「世知辛い、世知辛いのじゃ~!」

 半端なかみさまであるわらわの叫びは、誰にも届かないのじゃ。

 

なお、第一話『この河原の片隅に。』は、なろうで読むことができます。

コミケで頒布後、一年程度経過でネットにアップするシステムです)

 

 

 

磁気単極子(モノポォル)を探して』

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サークル『仮文恋』で頒布されるのは、『磁力』をテーマにした短編小説集です。

ここでは、ポストアポカリプスなSFの物語を仕上げてみました。

汎用自律人形(パンドール)パンドーラは、かつて旧時代に分かたれた磁気単極子を拾う。彼女はこの滅びた世界で、どこかにいるはずの磁気単極子の片割れを探す旅に出るのですが……。

「マスター、今日は崩界図書館でこんなものを拾いました」
「おや、これは驚いた」
 わたしの手の中にあるものを見つめた屑鉄の魔女は、そう言って目を丸くしました。いつもわたしが拾ってくるものには『がらくただ』『役に立たないね』などと辛辣なことを言う人でしたが、今日のこれに対してはいままでに見たこともないような表情をしたのです。
「まだ残っているとは思わなかった。それは磁気単極子(モノポォル)という」
「モノポォル、ですか」
 あまり聞き慣れない、不思議な語感でした。どことなく、可愛い響き。
「そうさ、パンドーラ。かつてそれは人類に福音をもたらしたが、彼らはそれを扱いきれずに滅んでしまった」 

 

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パンドール=パンドーラって、えみるさん、これ書く前に『家畜人ヤプー』読んでたでしょ。

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読んでたよ!!!

ちなみにモノポールをモノポォルと呼ぶのは、仮文恋っぽくて気に入っています。

 

 

 

『ファミリア~見習い魔女と黒猫使い魔の留守番日誌~』

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クロックワイズブースで頒布します、既刊です。

ずっとTwitterなどで使っているこの魔女のアイコン、これは実はこの小説の裏表紙から取っています。かわいい!

もともとはネットにアップする小説の表紙をお願いしますと、すおーさんというイラストレーターさんとやりとりをしていたのですが、色々あって盛り上がり、こうして一冊の本となったものです。

思い出深いこの小説ですが、実はもう数えるほどしか在庫がありません……。

今回はなんとか五部置くことができましたので、お求めの方はお早めに!

 

 すおーさん、やっとここまで来ましたね!

なお、いま配布している名刺もこの夏コミで打ち止め予定です。

 

 ※

 

 

 

『この河原の片隅に』『磁気単極子(モノポォル)を探して』『あやかしの雨が降る。』新作情報です。

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こんばんえみえみ。

山田えみるの執筆担当、えみるです。

今年度は特に山田がいろんな仕事を引っ張ってきたので、いつになく創作活動が充実しています。そのかわり発表までのタイムラグがあるものも多く、さっき数えたら、書き上げたけど未発表の短編が7本あることがわかりました。

 

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それもこれも色々な企画をしてくださるみなさんのおかげです。

いずれも秋までには発表されるものなので、

えみるさんにしては珍しい怒涛の新作ラッシュお楽しみに!

 

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それでは今回のお知らせです(*´ω`*)

◯『この河原の片隅に』、なろうにアップしました。

◯『磁気単極子(モノポォル)を探して』、夏コミ仮文恋に参加しています。

◯『あやかしの雨が降る。』、西日本豪雨災害短編企画に参加しています。

 

 ※

 

『この河原の片隅に』

 一年前の夏コミで、ぽっぷこぉーんの合同誌に掲載された短編です。

 ここからシリーズ化し、この夏コミでは『この旅路の片隅に』というタイトルで掲載されます(*´ω`*) イラスト等も含めて、また紹介しますね!

 

 

 

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  ※

 

◯『磁気単極子(モノポォル)を探して』@夏コミ『仮文恋』

 

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 ※

 

◯『あやかしの雨が降る。』@西日本豪雨災害チャリティ短編企画

 

 

 

twipla.jp

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新作短編小説『くだんといっしょ!』が掲載されています。

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こんばんえみえみ。

山田えみるの小説を書いている方、えみるです。

 

新作短編小説『くだんといっしょ!』が『JUJUJU』というweb雑誌に掲載されています。

 

WEB小説雑誌「JUJUJU」

 

 

 

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これはどんな小説なんですか?

 

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読んで

むかし、天才てれびくんの『妖怪すくらんぶる』というドラマコーナーで出てきた、件(くだん)という妖怪が、当時のCGの粗さもあいまってほんとうに怖かったんだよねえ。いまでもそれだけ覚えている。

 

件(くだん)は読んで字のごとく、にんべんに牛。頭が人間で、身体が牛の妖怪。で、大きな災害の前に現れては、必ず当たる予言を残して、すぐに死ぬ。

 

matome.naver.jp

 

「山田くん、くだんの会議資料は出来上がっているのかね」
「あ、はい! ただいま!」

 課長に声をかけられたわたしは、慌てて身体を捻ってしまったせいで、机の上のコーヒーカップを倒してしまった。「あわわわ……」と黒く染まっていく会議資料を前にあたふたしていると、今度は卓上加湿器を倒してしまう。
 ため息をついて、額に手をやる課長。
 
「すみません、すみません!」と謝るわたし。そうしているあいだにも机の端からぽたぽたと水が垂れていく。くすくすと同僚が笑っているのが聞こえてくる。
「大事な会議なんだ、間に合わせてくれよ」

 ため息一つ。
 なにをやってもダメなわたしだ。呆れられるのにはもう慣れてしまった。でもいつまでも落ち込んでばかりはいられない。さっさと手を付けないと、今日も終電間際まで残業をする羽目になってしまう。

「……よし」
 わたしは顔を上げた。
 溢れたコーヒーのせいでノートパソコンが煙を吐いていた。

 

こんなダメOL『山田』のもとに、可愛らしい『くだん』が現れる。

そんなお話。

 

足袋に巫女服、ぱっつんの黒髪をかきわけて、小さな牛の角が覗いている。

「おかえりなのじゃ、やまだ」
「ただいまっ、くだん」

 その少女をぎゅっと抱きしめて、つむじの匂いを嗅ぐ。
 わたしは、小さくて愛らしい妖怪を飼っている。

 

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是非読んでください(*´ω`*)

あと、ここしばらく小説の発表があまりなかったと思うんだけど、その間に撒いておいた種がそろそろにょきにょきしてくるころだから、夏から秋にかけて怒涛の新作ラッシュがあります。山田からもなにか発表があるかも?

どうぞ、これからも山田えみるをご贔屓に。

 

 ※

 

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えみるさんからの山田への報酬はポイフルで支払われるのですが、今月のFANBOXのおかげでボーナスポイフルがゲットできました。ありがとうございます(*´ω`*)

 

 

 ※

 

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『#まいにちえみるん』ですが、シーズン1が終わりました。

なお、いろいろあってシーズン2も終わりました。

いま抱えている長編ひとつが終われば再開できると思いますので、しばしお待ち下さい(*´ω`*)

 

 

 

 

 ※

 

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夏コミの『クロックワイズ』『ぽっぷこぉーん』についてですが、準備が着々と進んでおります。壁サーですよ、壁サー! 盛り上がりますねえ!

aimiele.hatenablog.com