クストとウルがクロックワイズ・メカニクスについて紹介する回
クスト:みなさんどうもこんばんは、歯車工房『クロックワイズ・メカニクス』の経理担当、犬獣人(ファミリシア)、クスト=ウェナクィテスです。第四の壁のこちら側からこんにちは。短編連作『クロックワイズ・メカニクスへようこそ!』の紹介をしたいと思います。
ウル:どうも、技師の羊獣人(オビスアリエス)、ウルウル=ドリィメリィです。
クスト:今回は諸事情により、ぼくたちふたりでお送りすることになりました。
ウル:諸事情?
クスト:えみるさんは執筆で、山田さんはプロとしてブレイクワールドを救いにいっている模様です。
ウル:( ˘ω˘)
クスト:さて、『クロックワイズ・メカニクスへようこそ!』という短編連作は、サークル『ぽっぷこぉーん』のくろにゃんこさん発案、『パラレリア』というシェアワールド設定にベースを置いています。
ウル:獣人スチームパンク。魔法の時代から科学の時代に移行する大陸の設定だね。
クスト:作者はそれまで二次創作などをしてこなかったので、シェアワールドには消極的だったのですが、合同誌を出すからと誘ってもらった手前考え出されたのが、この物語というわけです。
クスト:『クロックワイズ・メカニクス』、それは古き良き職人の時代から続く歯車工房です。ぼく、クストの祖父ソフ=ウェナクィテスは、この『アンティキティラ』の街を歯車の街として興した第一人者、伝説的な歯車職人です。
クスト:そして、現在の工房を支える職人、ウルウル=ドリィメリィ特等工女。彼女は群れで生活する羊獣人でありながら、歯車職人を夢見て田舎を出て、祖父に弟子入りした変わり者です。種族の特性からか、寝てばかりでぼ〜っとしている彼女ですが、いざ歯車のこととなると真剣になります。
クスト:そんな彼女を支えるため、ぼくは職人の道を諦めて、経理担当となりました。祖父が亡くなり、世界が産業革命の大量生産の時代を迎えようとしているいま、ぼくに出来ることは、ウルの才能が最大限に活用されるようサポートをしていくことです。
ウル:食事の準備からなにからほとんどクストがやってるよね。
クスト:(๑•̀ㅂ•́)و✧
ウル:『クロックワイズ・メカニクスへようこそ!』という短編連作について。初出は『PopCorn! Vol.7スチームパンク小説世界 PARALLeLia』、2015年の夏コミだった。傭兵の狼獣人(カルニループス)、ローラン=ロムルスレムスが持ち込んだ懐中時計。その修理依頼から始まる物語。
クスト:いわゆる第一話『猫獣人(フェリシアス)の少女と不思議な時計』です。それ以降の短編連作の舞台でも、狼傭兵ローランと猫獣人ガブリエッラの二人は特に重要な役割を果たしていますね。ガブリエッラ主体の短編の構想があるらしいですけど、いつになることやらという感じですね。
ウル:長くなるから割愛するけど、それからぽっぷこぉーんの発行している合同誌に毎回載せてもらっている。それぞれのエピソードについては、どこかで詳細に掘り下げるね。
◯猫獣人(フェリシアス)の少女と不思議な時計(PopCorn! Vol.7スチームパンク小説世界 PARALLeLia)
◯羊獣娘(オビスアリエス)の来訪者(PopCorn! Vol.8異世界ライトノベル)
◯狐獣人(ヴェルペ)の少年(PopCorn! Vol.9 STEAMPUNK&SUMMER)
◯狐獣人(ヴェルペ)なメイドの勤務日誌(PopCorn! Vol.10 ライトノベル合同誌)
※狐獣人(ヴェルペ)の家出少年と万聖節の前夜(なろう版)
※星霜骨董箱庭堂へようこそ!(なろう版)
※魔法(マギ)と歯車(ギア)の完全調和(マギアヘーベン)(なろう版)
※白き魔女と蒸気の街(なろう版)
クスト:『小説家になろう』にもアップされています。なお、ぽっぷこぉーんの紙媒体の権利が切れていないものもありますので、全部載っているわけではありません。また、諸事情により引き上げる可能性もありますのでご承知おきくださいませませ。
ウル:なろう版は、このあいだの冬コミの宣伝として、書き下ろし連載されたものだね。こちらはどちらかというと、世界の仕組みだったり、裏設定、魔法設定の関連が多い。ザン=ダカ商会の風見鶏ヴァン=デルオーラ=ヴェッターハンや、調停の魔女マナリア=ディデュモイ=ラティナリオも登場し、時代遅れの歯車工房を取り巻くトラブルが巻き起こっていくんだ。
クスト:そして、今回の冬コミで見逃せなかったのが、『クロックワイズ・メカニクスへようこそ!』がぽっぷこぉーんから独立し、コミカライズ版が発行されたということです! イラストレーターはいつも挿絵を担当していただいているななぽにさん!
ウル:取り上げているのはさっき紹介した第一話。漫画を想定していない地の文の多さだけど、うまくコミカライズとしてまとめあげているよね。
クスト:(目配せ)
ウル:でも、このあいだの冬コミで頒布されたものだから、この記事でいま知っても手に入れることはできないんじゃないの〜?
クスト:ご安心を! アリスブックスさんで通販を行っております! ぽっぷこぉーんから聞く限り、在庫はもうほとんどないそうなので、興味の在る方はお早めに!
ウル:次の夏コミはコミカライズ第二弾が出るみたい。
クスト:そしてもうひとつ大きなプロジェクトも動いております! こちらはまたいずれこのブログにて紹介させていただこうと思っておりますので――
クスト&ウル&えみる:お楽しみに〜!
クスト&ウル:ってなんでえみるさんが!?
山田:(本当の本当に終わり)