山田えみるがなんか呟くブログ

オリジナル物書きが思いついたことをつぶやいていきます。

ばいばい、ジャパリパーク(ネタバレありません)

とても素晴らしいアニメでした。

 

 

『ばいばい、アース』という小説があります。

 

 

 空には聖星(アース)が輝き、花は生き生きと動き、人々は動物の姿かたちをまとう。そんな世界にただ一人、牙も毛皮もまとわぬ無形にして異形の「のっぺらぼう」として生まれたラブラック=ベル。彼女は自分と交わることを許してくれる世界を探すため、旅の者(ノマド)になるため、〈都市〉と〈外〉の戦いに身を投じる。

 

都市〈パーク〉法(テーマ)の下に統べられた〈テーマ・パーク〉が複数存在している。〈剣の国〉シュベルトランドの文字通り都市。上から見るとヘキサクルの形をしている。中心には神の樹を祀り王の住まう城がある。

 

えみるさんがよく言っている、

『機能と理由が忘れ去られた遊園地に取り残されたモノたち』に萌える

というのは、この小説の影響です。ある時点以降の、えみるさんの作品はすべて、滅びた大地を彷徨う超巨大六脚移動都市『ガルガンチュア』の中での出来事ですしおすし。

 

狐里霧中~人もすなる物書きといふものを~ 【親愛なる地平線の旅人たちへ】紡がれゆく物語は地平線を巡り、大海へと注がれていく【#小説 紹介】

 

けものフレンズ』もそういう作品です。

ただ、一話時点での知能指数の下がり方と独特の雰囲気に負けて、それが明らかになる前に切ってしまったのが悔やまれますが。『あ、これ、えみるさんが好きなタイプのSFなんだ!』と気づけて、この作品をリアルタイムで追えて本当に幸せだったと思います。

 

なにより、これほど良質な作品を、Twitter等でみんなで共有できたのが、幸せなのです。小さい頃に、あまり同世代の話せる相手がいなかったため、アニメや漫画を基本的にひとりで楽しむ癖がついているのですが、『昨日のあのアニメよかったよねー!』みたいな話をクラスですることに、あこがれがありました。

この一ヶ月近く、まさにそれが出来ていて、幸せでした。

 

ところで一話ですが、十二話でさらなる回収がありました。

回収すべき描写があることに気がついて然るべきでしたが、十一話のせいで、頭がジャパリパークになっていたので忘れていました。どこまで緻密に計算された一話だったのでしょう。

 

すごーい。たーのしー。

知能指数が下がるアニメと話題になった第一話ですが、いま見返すと(多くのフレンズは何度も一話を見返しているはずです)、これほど知能指数の高い第一話はないということに気がつきます。

なにも変わっていないのに。わたしたちが変わったのです。いろいろなことを知り、見えていたのに見えなかったものが、見えるようになったのです。

素晴らしいことです。

ありがとう。

 

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来週も楽しみです(*´ω`*)

 

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山田……、『けものフレンズ』はもう……!

 

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サーバルちゃんが狩りごっこをしている。アハハ、すごーい...たーのしー。イヤ、違う、違うな。サーバルちゃんはもっと慣性に引っ張られて動くもんな。暑っ苦しいなこのジャパリパーク。ん...出られないのかな。おーい、出して下さいよ...ねぇ。