『第一回テーマコンテスト』の参加作品を読んで感想を書く回
山田:みなさん、こんばんは。山田えみるの山田のほう、山田です。
えみる:山田えみるの感想が苦手なほう、えみるです。というか、自分の思っていることを文章で表現することがなによりも苦手。
山田:執筆担当としてそれはどうなの( ˘ω˘)
山田:ということで、久々にpixiv小説ユーザー企画『第一回テーマコンテスト』が行われたことですし、いくつかピックアップして、感想を書いていきましょう。練習です。
えみる:えみる知ってる。『すごーい!』『わーい!』『たっのしー!』って言えばいいんでしょ!?
作中に実際の地名を使い、その地名に必然性を持たせること、というテーマでオリジナルの小説を募集します。投稿期間は2月いっぱいです。
— 抽斗@私を街へ連れてって (@hikidashi4) 2017年1月28日
【企画】 私を街へ連れてって 【第一回テーマコンテスト】 | 抽斗(ひきだし) #pixiv https://t.co/QMS6Y09zbv
昨日で投稿期間が終了し、23作品にご投稿いただきました。結果発表は3月11日(土)の予定です。
— 抽斗@私を街へ連れてって (@hikidashi4) 2017年3月1日
【企画】 私を街へ連れてって 【第一回テーマコンテスト】 | 抽斗@私を街へ連れてって #pixiv https://t.co/QMS6Y09zbv
北海道0
— 九紫かえで@公式 (@Midbay_Star_2) 2017年3月4日
東北1
関東6
甲信越0
東海4
北陸0
近畿3
中国2(予定)
四国0
九州沖縄2
アジア1
欧州2
北米1
全世界1 pic.twitter.com/nXCx5qYMDM
www.pixiv.net山田:一番乗りは我らがisaさん。
えみる:相変わらず文章がうまい。文字数は短めですが、描写している範囲に無駄がなく、そしてその短さのわりに背景がしっかり想像できます。まさにisaさん。真似出来ない。
www.pixiv.net山田:冬コミでは芋けんぴありがとう、狐夏さん。
えみる:コンテストのテーマが地名で指定されている以上、こうした『都市開発の光と闇』みたいな切り口はありえるのですが、書いているときはまったく思いつきませんでした。ついつい現代の世界を書いてしまった。昔といま、時代という移り変わりを描いているのは、狐夏さんらしい切り口だと思います(わたしもそういうことやればよかった……)。
www.pixiv.net山田:こういうコンテストではひとりだけちがう方向に走り出すことでお馴染み、モンさん。
えみる:ずるい。大好き。
山田:ぜひ読んでみましょう。
www.pixiv.net山田:恋については一言ある響きさんです。
えみる:今回読んだ中で、いちばん切なさがひりひりしました。響きさんらしいです。そして、渋谷のあの交差点をキーワードに持ってくるあたり、その地名を使うことでしか表現できない小説となっているのも、コンテストの趣旨をよく理解した仕上がりだと思います。
www.pixiv.net山田:名古屋物書きオフがもう五年近く前だなんて信じられませんね、すずひめさんです。
えみる:文体の透明感が素晴らしいのは、相変わらずです。キャプションの『一応フィクションです。』が、リアリティを出していますよね。子育てで大変だと思いますが、こうして創作に復帰していただけて嬉しいです(*´ω`*)
www.pixiv.net山田:西向く侍です。彼ともpixivオリ小のときから付き合い長いですね。えみるさんを美少女だと信じているから、オフ会などで会いに行かないのだという信念を持っている方です。
えみる:期待は裏切らないから会いに来て欲しい(オフ会担当は山田だけども)。この作品については、世界観がほんとうにしっかりしてる。悪魔を退治するヒーローの光と影。そのヒーローの息子の苦悩。けれど、そのせっかくの世界観を表現しきれていないのが惜しいと思います。
www.pixiv.net山田:たぶんはじめまして、白兎さん。
えみる:『世界の尾張〜』に感想をいただきました。そのときに絵文字を使っている点からなんとなく作風を予想していたのですが、思っていた以上にしっかりとした作風で驚きました。666文字怪談企画と合わせて仕上げていますし、非常に力のある書き手なんだなと思いました(*´ω`*)
www.pixiv.net山田:はぐパンさんです。おや、えみるさん、そわそわしていますね。
えみる:この作品がほんとうに好きです。わざわざ感想コメントに『こういう作品が書きたいです』って残したくらい。一般受けしないのはわかる。ネット小説としても、向いてない。でも、わたしが十年以上小説を書いてきて、そういった理由で易きに流れて色々文体が変化してしまったところを、その源流から見つめられているような気になりました。
www.pixiv.net山田:えみるさん。
えみる:え、これも見るの?
山田:見ます。『名古屋』といえば魅力のない街ナンバーワンの都市ですが、ネットミーム的な観点では、マウンテン、味噌、えびふりゃ〜……、といった発想になるので、着眼点はよいと思います。気になる点がふたつあります。
◯都市伝説を諦めようとする場面で、ナナさんは都市伝説の肩を持つのではなく、都市伝説なんて嘘だと明言したほうが良かったと思います。そうすれば逃げる彼女の動機づけにもなります。願いがかなったあとの、都市伝説の存在感もギャップで強調されるでしょう。
◯最後の待ち合わせ場所、金時計が混んでるという描写を入れるなら、あえてそれを避けてナナちゃんのところに集合ってことでもよかったんじゃないでしょうか。もちろん人混みの中からでも部長を見つけられるという描写も入れられますが、テンポが大事なエピローグで、一手余分に打っています。
えみる:( ˘ω˘)
山田:時間の都合ですべてを読み切ることはできませんでしたが、久々のpixiv企画、書く側としても読む側としてもとても楽しむことができました。
えみる:抽斗さん、ありがとうございます。3月11日の結果発表をどえりゃあ楽しみにしとるだぎゃ〜!!!
山田:(そんな名古屋弁は市長だけじゃん)